空 - Emptiness –

平穏
形が定まらず
触れることも
見ることも
感じることも
できない。
無の状態=自我を脱するワーク
空は自身が感覚できないもの、思慮分別のない世界を象徴する。身体では無いものを想像する心。
空のトレーニングを積むことで人智を超越することができる。
【空のワークを通じて、どうなるのか】
「空」は五大観を統括するワーク。一つずつのエレメントを振り返りながら、そこで感じた物を思い出してもらいながら、一つずつ手放していく。
〈POINT〉
身体術(ボディーワーク):動きを止め周囲との境界線をなくし調和する
体で表す部位: 脳、外部環境(全て)【親指】
〈目的〉
訓練の総括のようなワークです。仏教の空にも通じるような、正しく「無」の状態を体感していきます。日常の雑念を一つずつ手放していき、その先に見えるものに辿り着いてみましょう。
【ワーク内容】
無の瞑想法
調和した先にある無の状態になる瞑想法
・動きを止めて、呼吸をゆったりと自然なままにします。印は組まず、姿勢はさまざまな形で行います。
・「五大観」で認識した物を、一つ一つ手放していきます。各エレメントのハンドサインを使います。
【地から天へ 具象から抽象へ】
地:足、外部環境(地面)[小指] / 天地を感覚し、体軸を明らかにして、一本の軸を作る
水:腹部、腸、膀胱(地面)[薬指] / 自由になる動き、身体も心も拘束されないように解放する
火:胸部、心臓、肝臓[中指] / 気と体が一致し、エネルギーを高めて発する。空間への自己の拡張
風:胸部、咽頭部、肺など呼吸器[人差し指] / 天地間を自在に動き、身も心も軽やかにする
空:脳、外部環境(全て)[人差し指] / 動きを止め周囲との境界線をなくし調和する