水 - Water –

柔軟
形が定まらない。
触れること、
見ること、
感じることが
できる。
水は柔らかく応じる「柔軟な安定」=身体の軸を動かしていくワーク
水は柔らかさと自由や冷静さを象徴します。身体では腹部の消化器などを、柔らかく水を蓄える。
「水のトレーニング」を積むことで自由自在な心身を手に入れます。
【水のワークを通じて、どうなるのか】
・『忍びに色を替えると云う習い』は、忍術書正忍記に書かれた教えです。物事が行き詰まった時、
目の前のことや手段にとらわれず、より大きな視野を持ち、最適な手段を実行する。
・外部の要因で上手く行かない状態から、抜け出すには、先入観やバイアスなどに固着した見方を外す
・普段知覚する情報は偏りがある(認識バイアス)ので、自分の認識をいつでも改めれるように、心身を自由にコントロールできる方法を体感する
〈POINT〉
身体術(ボディーワーク):自由になる動き、身体も心も拘束されないように解放する
体で表す部位: 腹部、腸、膀胱【薬指】
〈目的〉
このバランス感覚などの身体感覚や柔軟性の向上を重視した動作や姿勢によるトレーニングを通じ心身の変化を学びます。体幹である背骨を丹念に解ししなやかな状態をつくっていきます。川のように自由自在に動くことで、心身の自由度も認識していきます。
【ワーク内容】
①地から水へ
・静の瞑想から動の瞑想へ移行していく。ポジショニングで地と水を感じる。
・グラウンディングを強めると、 地の性質が強くでて、頑なに動けなくなることを感じる。手放せていない物を意識して、外側へと発露していきましょう。
②忍び足=忍者の歩き方
・静かにバランスを取ることに集中し慎重に歩くことで、心や身体を深い領域まで感じる為の感覚を高める抜き足、差し足、重心移動を繰り返して歩行する。基本では目線はまっすぐに保ちつつ、視線をなるべく広く、水面の上を自由に歩くイメージで、空間を広く使う。人とぶつかりそうになったら、体軸のピポットを利用して、人波を縫うようにして歩く。
・忍び足:内省的な歩法としての一つの理想形である忍足。重心移動、バランス能力と足裏感覚を養成するポイントは音を立てないこと、バランスを保つこと、気配を出さないこと。気配というのは、心身不調和や必要以上の動作や出力によって起こります。
・抜き足:軸足に完全に重心がある状態で足を上げて静止する。手は左右に開く。
・差し足:軸足に重心を残したまま、音を立てずに足をつく。この際重さが一切かからないようにその為に軸足の関節が屈曲して、身体全体をリフトダウンさせることになる。