
最も大事にした修行法が
自分を落ち着ける為の
呼吸瞑想法でした。
息は生きるということ。
そして呼吸とは意識と
無意識を繋ぐもの自分と
自然を一体にするもの。
『 忍者メディテーションとは? 』

日本の忍者が行っていた精神集中や心の鍛錬を目的とした瞑想法を元にしています。
忍者メディテーションは単に静かに座って瞑想するだけでなく、環境に対する深い理解と調和を求める哲学に基づいています。
自然と一体になること、自己の感覚を研ぎ澄ますこと、そして内面の平和を達成することを目指します。
具体的な方法には、呼吸法、静坐、歩行瞑想、自然観察などがあります。
これらの技法は、忍者が身体と心のコントロールを深め、任務遂行能力を向上させるために用いられました。
来日して忍者メディテーションを体験される多くの人の目的は、ストレス管理、集中力向上、心身の健康維持などになっております。
忍者の背景
忍者というと華麗な体術や特殊な武器で敵を倒す
印象がありますがそれは一面でしなく
実に精神的であり思想的な生き方を
とても大切にして生き抜いてきました。
忍者の最も重要な任務は相手方の情報を
味方に伝え生きて帰る事です。
どうしたら情報を得られるのか、どうすれば情報を持ち帰ることが出来るのか、
そこには人としての在り方や戦いを避ける
思想が伝えられています。
どんなに綺麗事を並べても忍者が行う所業は
所詮は悪行と言われます。
任務を遂行する中で重要とされたのが “正心”です。
忍術を私利私欲のために使用すれば盗賊と同じです。
忍者の文化は、日本の文化思想伝統をもう一度
見直し思いださせてくれます。
きっと人間関係や実生活の場で効率よく結果を
出せるものだと確信しました。
その精神と精神の鍛え方を紹介いたします。
忍者と瞑想
忍者は瞑想を「生き抜く為の知恵」
として活用していました。
敵地に少数、又は単独で潜入する忍者の仕事というものは大変過酷であり命懸けでした。
時には自分だけではなく一族全体の命運を掛けた任務もあり、その精神的負担は想像を絶するものだったでしょう。
その任務を成功に導く為に必要だったのが「瞑想」だと考えています。
その効果として「喜怒哀楽恐」の感情をコントロールする事や「冷静な判断」により任務を成功に導く事、またその影響は精神面だけでなく「運動能力、身体能力」の開発、さらには認識を改めることにより「他者とのコミュニケーション」や「情報収集力」の向上が挙げられます。
『 忍術家紹介 』

甚川 志之丞 野忍 浩武(じんかわ ゆきのじょう やじん きよたけ)
風魔一党指南役 野忍風魔忍術道場主宰
元々、企業防衛のための情報収集や分析、リスクマネジメントが専門であったが、リーマンショックや東日本大震災をきっかけに、今後の社会構造の変化を予測。これから始まる激動の世には「和」の哲学や文化が役立つと直観し、2012年「忍術」を活用した日本文化教育事業を開始した。
現在は、東京の山里にある「養沢野忍庵」を中心に「現代忍術」を伝えている。元来、忍びは、政(まつりごと)を支える諜報員(インテリジェンス・オフィサー)であるため、社会課題に対応しなければならないとの考えから「忍術×社会課題」をテーマに掲げている。
具体的業務としては、幼稚園から大学まで、教育機関での特別授業や、日本文化に深い関心を持つ海外VIPへの日本文化指導などを中心に行ってきた。今後、企業団体への日本文化注入や、忍術を通して日本文を伝える「伝道師」の養成にも着手している。

相模(サガミ)
神奈川県在住の忍術家。
幼少より武術を学び、伝統忍術を継承する忍道の師範忍。
カルチャーセンター講師や様々な忍術学習プログラムを企画開発し普及に務める。
相州ノ忍発起人。
古武術や密教瞑想、伝統的な忍術を基にした身体調整法などを指導し、自らも滝行、山籠り等様々な修行とその効果を検証する。
忍術指導者として十年以上のキャリアを持ち、その活動は国内に留まらず2014年にはスウェーデンで演武、忍術講習を行うなど近年活躍の場を広げている。
2019年甲賀伴党宗師家川上仁一、三重大学教授山田雄司監修による忍道の師範を拝命。